生田敦盛 ― いくたあつもり ―

  • 作者 金春禅鳳
  • 素材 『御伽草子』小敦盛・『扶桑京華志』
  • 場所 摂津・生田(兵庫県神戸市中央区)
  • 季節 夏
  • 時 鎌倉時代初期
  • 演能時間 約1時間
  • 分類 2番目物 公達物

■登場人物

生田敦盛
シテ・・・平敦盛の霊
面:十六または敦盛
装束:厚板・ 大口・単法被・黒垂・修羅扇
子方・・敦盛の遺児
装束:角帽子・無地熨斗目・水衣・数珠・墨絵扇
ワキ・・従者
装束:素袍上・鎮扇

■あらすじ

法然上人に賀茂参詣の時に松の下で拾われ十歳まで育てられた少年が、ある説法の折にその母親から 父が平敦盛だと知らされる。父に会いたくて上人の従者と供に賀茂明神に祈願すると生田へ行くよう夢で 告げられる。生田の森へ赴いた少年の前に敦盛の霊が現れ、一ノ谷での合戦の様子を語るが、やがて 修羅道の苦しみを受け、弔いを頼み夜明けとともに消え失せた。

■みどころ

平家の若武者、笛の達人で僅か16歳で討たれた敦盛の後日談。

■ワンポイントアドバイス

『敦盛』のワキ・熊谷直実は敦盛を討ち、少年の命を奪った罪に苦しみ法然上人の弟子となり蓮生法師となる。 『生田敦盛』のワキは、法然に仕える従者。

■小書

替之型(観世)

このページのTOPへ

曲目解説