挨拶・沿革挨拶・沿革

挨拶 理事長 大槻文藏

大槻文藏 大槻能楽堂は、昭和10年に大槻十三によって創立し、昭和58年現能楽堂へ建て替え致しました。当時は初めての椅子席の能楽堂として、近代へ向っての斬新な試みでありました。その後、戦禍にも免れ、大阪での能公演の殿堂として永年に亘り御愛玩頂いて参りました。
現存する世界最古の舞台芸術と謳われる「能楽」は「ユネスコ世界無形遺産」に宣言されました。
650年の時を経た今もなお人の心を映し出す「能楽」の本拠地として、独特の空間を生かし様々な文化の表現の場として、現在に息づく「劇場」としての役割を果たしたいと願っています。

沿革

財団法人大槻清韻会能楽堂は、現在の場所に昭和10年9月に故・大槻十三(初代理事長)が設立した大槻能楽堂(木造)を前身としています。 昭和23年に能楽堂、能装束、能面などを個人から寄付し財団法人を設立、正式名称を現在のように改めました。 昭和31年11月には大阪府芸術賞を受賞。旧能楽堂は全国で始めて見所を椅子席にした能楽堂でしたが、建物の老朽化や消防法の改正に伴い昭和55年に解体、昭和56年から2年の歳月をかけて改築を行いました。 能舞台は当初のまま組み直し、能楽の音楽的特質を考慮して残響時間を約1秒に設定、橋掛の背景は大阪城のもっとも大きい石垣を実物大に写し取ったものにするなどの工夫を加え、昭和58年に完成、同年に舞台披きをし、2011年内閣府より公益法人の認定をいただき、現在の『公益財団法人大槻能楽堂』に至ります。