能楽事典[Encyclopedia]

歴史歴史

6世紀中頃、中国から『雅楽』が上陸。
また、いろんな民間芸能が流れ込み『散楽』と呼ばれるものが生まれる。 鎌倉時代には農耕儀礼から生まれた『田楽』が流行。

また僧侶たちが法会のあとの宴で行った『延年』という寺院芸能も盛んになる。
白拍子の舞う美しい『曲舞(くせまい)』なども流行。
日本古来の様々な芸能と混ざり合って『猿楽』が流行。

室町時代、観阿弥・世阿弥親子の登場によって、より練り選られた楽曲が生まれ、 足利義満(3代将軍)の庇護を受け王朝文芸とも混ざり合い、 洗練された高度な舞台芸能へと、大成されていったのです。

『猿楽』をベースとして、歌曲や曲舞などの美しい舞が加わり ストーリー性のあるものが徐々に構成されていったものが、『能』なのです。

歴代の将軍の庇護を受け、確固たる芸能と定着した『能』は 江戸時代には幕府のおかかえ芸能となり、武家式楽として受け継がれました。